レントゲン検査の意義について(2)

いちき串木野市桜町 くきた歯科クリニック 院長の久木田です。
前回に引き続き、レントゲン検査の意義について述べて参ります。
私たち歯科医師は、歯という固い組織の疾患を取り扱います。
他の科のように、見て、触って分かる場合も多いのですが、歯の中で起こっていることをより正確に把握するには、レントゲン撮影を行って、歯の中の状況を明確化することでしか診断はできません。
例えば、歯の表面に黒い点があったとします。見た目だけでは、虫歯なのか、着色なのか、非常に判断がしにくいことがあります。その場合、適当に勘で「虫歯」と診断したとしましょう。削ってみたら実は虫歯ではなかった時、患者さんになんと説明しますか?
歯科におけるレントゲン撮影の意義は、診断の確定と状況判断です。

2019年08月25日